義母の還暦祝いに何か作ろうと考えていて、
ちゃんちゃんこは作っても使わないし、そもそも作るの大変だし…
これから暑い時期になるし…
ということで、夏でも着れる赤い服を作ろうと決めました。
還暦でも若々しく、普段着として着やすいデザインを考え、かぶりタイプのVネックブラウスを作ることにしました。
今回はちょっと本格的に、でも簡単に作りたかったので、型紙作成から始めました。
わざわざ大きな紙を用意して型紙を作るのが面倒であれば、布に直接描いても良いくらい簡単です。
自作型紙の製図はこちら
これからの暑い季節でもさらっと涼しく着れるブラウスです。
面倒な袖や襟付けがないので、簡単に、気軽に作れます。
ロックミシンがなくても大丈夫です。家庭用ミシンのみで丈夫に仕上げられる作り方をまとめました。
使うもの
- 型紙(製図についてはこちら)
- 布(110cm幅×1.7m、心配であれば2m)
- チャコ、チャコペンシルなど(裁断する線を印付ける)
- ヘラまたはルレット(縫う線を印付ける)
- ミシン糸
- 家庭用ミシン
- アイロン
作り方
裁断
裁断は前身頃、後身頃とも同じようにする
1.布を中表に縦半分に折る。布がずれないように待ち針で角、端を留めておく。
このとき、アイロンで整えると作業がやりやすい。
布の裏表の見分け方
耳がある場合、耳に開いている穴を見るとわかりやすい!
穴は布の裏から開けているため、表を触るとざらざらする。
反対に、裏を触ると穴の部分がへこんでいる。
2.図のように布のわになっている端と型紙の端(袖と反対側)を合わせておく。
3.縫い代をとる。
図のようにそれぞれの縫い代を型紙の端から測り、チャコまたはチャコペンシルなどで印をつける。
ここが裁断する線になる。
袖口の縫い代は、型紙の袖口に対して対称になるようにする。
裁断の際に折って裁断しても良い。
4.型紙に沿って印をつける。
ヘラやルレットを使って型紙を布に写す。
ここが実際に縫う線になるため、跡が残らないように。
できれば、チャコは使わないほうが良い。
5.チャコで描いた線で裁ちばさみで裁断する。
見返しを作る
前身頃、後身頃とも同じように裁断する
1.身頃の裁断と同様、布のわに合わせて型紙を置く。
2.襟ぐりと肩のラインを4cmヘラなどで印をつける。
3.型紙を外し、4cm幅を測りながらチャコで線を引いていく。
ものさしで少しずつずらしながら4cm測って点を打ち、繋いでいく。
4.襟ぐりの印から1cmの縫い代を測り、チャコで線を引く。
肩のラインにも縫い代1cmつけておく。
5.見返しを裁断し、前身頃と後身頃の見返しを中表に合わせる。
ヘラでつけた印を合わせて待ち針で止め、ミシンで縫う。
6.縫い代をアイロンで割る。
7.見返しの外側を1周ジグザグミシンをかけておく(あればロックミシンでも良い。)
裏に1cm折り、端ミシンをかけても良い。
身頃を合わせる
1.前身頃と後身頃のそれぞれの肩の縫い代を裏に0.5cm折り、端ミシンをかける。
2.前後身頃を中表に肩の線で合わせ、待ち針で止める。
ヘラでつけた印通りにミシンで縫う。
3.アイロンで縫い代を割る。
身頃と見返しをつける
1.身頃と見返しを中表に合わせる。
2.縫い代1cmで縫い合わせる。
3.カーブの部分に裁ちばさみで切れ目を入れる
⚠ミシン糸を切らないように、縫い目の1~2mm手前まで⚠
4.アイロンで縫い代を割り、表に返す。
5.アイロンで整え、端から約2.5cmに表からステッチをかける。
見返しを固定する目的のため、見返しから針が落ちないようにする。
縫うラインを仕付け糸で縫っておくときれいに縫いやすい。
両脇を縫う(袋縫い)
1.外表で前後身頃の脇を合わせる。
縫い代0.5cmでミシンで縫う。
2.布の端がほつれている場合は、出てきている糸を切っておく。
3.裏に返し、ヘラでつけた線を合わせて待ち針で留める。
この線に合わせてミシンで縫う。
袋縫いの詳しい縫い方はこちら
袖、裾を縫う
1.アイロンで脇の縫い代を前身頃側に倒す。
2.袖口、裾を1cm、2cm(ヘラでつけた印)の三折りにし、アイロンで整える。
3.縫い代が分厚くなる部分は、図のように切る。
4.アイロンで折った線に合わせて折り、端ミシンをかける。
表から見えるので、慎重に丁寧に!
完成
ゆるっと楽に着れる形になりました!
かなりゆったりで襟ぐりも広いので、体形によっては下に見えても大丈夫なかわいいインナーなどを着たほうが良いかもしれません。
しわになりにくい生地、柔らかい生地で作るとお手入れが楽で見た目も涼しくなりそうです!
ぜひ夏に向けて型紙から作ってみてください!
型紙の作り方はこちらから
コメント